四、スポンジ頭になろう

スポンジ頭と軽石頭の違いが解かりますか?
いつでも自由に吸収し、自由に且つ的確に絞り出す事ができるのがスポンジ頭です。
同様に吸収しても、自由に絞り出せなければ、単に知識を溜め込んだ軽石頭の知識オタ
クになりかねません。人の話をよく聞き、今までに得てきた知識は取り敢えず棚上げして
子供の様な率直さで吸収する、知ったかぶりやかっこつけは、何の役にもたちません。
先入観を持たないやわらかい頭を持ちなさい、とよく言われていますが、先入観は全て
悪なのでしょうか? 何の知識をも持ち合わせていない事は、先入観を持ちませんが、果
してこれは素晴らしい事でしょうか。『無知の知』と単なる無知は全く違います。蓄積さ
れてきた知識を自由に、改めて再構築できる柔らかな頭がスポンジ頭です。今までの経験
と知識だけに囚われて、新しい情報を拒否してしまう、五年前の経験と一年前の経験と今
日では、色々の条件や環境が変化しています。あの時は駄目だったけれど、ひょっとする
と今日では可能かもしれない。周囲も変わっていれば、自分自身も変わっている筈です。
経験は大事な事です。テレビ番組の中で、お米作り五十年のベテランです、と紹介され
たお百姓さんが、恥ずかしそうに一言「ベテランと言われても、まだ五十回しか作った事
がないんです。」と言っていました。
経験といっても、一年に一回しか経験できない事、毎日毎日匠の技を磨き続ける人、そ
れぞれの経験は、新しい経験へのスタ―トです。先入観を持てるだけの知識と経験を持ち
ながら、更に新しい一歩を踏み出す、柔らかいスポンジ頭が必要です。人のマネをしない
事が大事です。
しかし、個性や自分流と称していると、自己流の型の中に閉じ籠もっている事に気付か
なくなっている事が有ります。
人のマネもしないが、自分を変える事も放棄してしまいます。自分のマネをする事が一
番楽な方法です。人のマネをする事は、今までの自分にない事に挑戦する事になります。
自分を変える為の小さな一歩ですが、マネルだけでは、そこからは何一つ新しい自分だけ
のものは、生まれてきません。良いと思った事は恐れずに実行し、欠点は走りながら調整
していくトレ―ニングも必要でしょう。
ヒラメキを大事にし、ヒラメキに色々な可能性を組合せ、心に芽生えた希望を枯らす事
なく、大事に育てていく事が大切です。
年長者の中には、まれに自分の経験と称して、若者のアイディアを論破する事をアドバ
イスと勘違いしている人も居ますが、小利口の浅知恵に左右される事なく、前に進みまし
ょう。
万全と完璧を目指して、欠点のチェックを始めると、いつまでたってもスタ―トできな
くなります。根本的な欠点であれば、スタ―トしてすぐにその欠点は表に表われてくる筈
です。時の経過と共に出てくる問題点は、修正可能だと信じて一歩を踏み出しましょう。
自信と不安は起業のパ―トナ―です。今までにない自分を信じ、きっと成功するとの信念
を持ったスポンジ頭なら、あなたも起業家になれます。



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