博多織デベロップメントカレッジ≪博多織デベロップBlog≫

2006年08月22日

縞への追求

今日は、小倉織の築城則子センセイの工房を訪れた。
小倉織は、木綿を原料としている。
縦糸で模様を現すので、そこは我が博多織の特徴と似ている。

画像 005.jpg


築城先生の工房は、緑が美しい山の中腹にあった。
山からは、きれいな水が流れている。
梅の木がたくさん生えているそうで、裏の神社も『梅の木神社』と・・

私たちの野口号は、高速をどこで降りるか迷いに迷って、放浪していた。
(おかげで、スペースワールドへの生き方はバッチリなのだ←行き過ぎで~す(^^;))

到着すると、築城先生の工房には、博多織とはまた違った機が。
見る物すべてが新鮮である。
木綿のかかった機も、織らせて戴いた。
踏み瀬を踏むと、縦糸と縦糸とがゴワッというか、ミシッというか、キシッというか、なんとも不思議な感覚だった。
縦糸も密にかかっているので、隣り合う糸同士が バサッバサッ という感じで、開くのだ。
うーむ、おもしろい。

普段は、絹糸を触っているが、それとはまったく違う木綿の感触。
強く打ち込むとかなりの光沢がでる。一見、光の反射が木綿だと気づかせないほど。
とても面白く、夢中で織っていた。

築城先生は、縞・色への追求心が大変深く、その色のグラデーションが織りなす作品の美しさには、いつも言葉なくしてただただ見入ってしまう。
わずか数ミリの間の中に、何色もの色が隣り合い、微妙な色バランスが広がっているのだ。

私はまだ、縦糸の整経、デザインは手がけていないが、そういう絶妙な色の追求もしていきたいと思った。
ほんのわずかな、色の変化。そこから生まれる限りない色の世界。
『縞』という大変限られた中でのテーマの追求。とても難しい!

画像 003.jpg

築城先生は草木で染めもされているのだが、絶えず色のストックを作られているそう。
草木染めは化学染料と違って、同じ材料でもその都度、微妙に色が変わる。
それが面白い反面、どこで、色をとめるのか、その加減が難しいと仰っていた。(確かに!)


全然、帰りたくないのに帰らねば!時間はあっという間です(;;)
縞の中で、自分は何を表現してゆけるかな・・と思いつつ、再び高速で帰ってきました!
(帰りはス~イスイ(^^)☆ いやっほー)

投稿者 宮川 アリナ : 2006年08月22日 23:53

■コメント
■コメントしてください




保存しますか?