2007年07月28日
『草木染』にチャレンジ
木下染色工場にて、草木染の実習を行う。
今日の素材は、「紅木」と「カリヤス+藍」

”紅木”は現在、輸出禁止となっていて手に入らないのだそうだ。
大変硬いものなので、お三味線の胴の材料としても使われる。(やわらかい木だと、ひいている棹の部分が磨り減ってしまうのです。なので紅木は、魅力的な材質です)
今日は、木下先生のお持ちの”紅木”を使わせていただいた。
時間も限られているので、今日は漬け込みは一回ずつ。

ソーピングにて、2割は色落ちするだろうと言われていた。実際、ソーピング前には、濃い朱の状態だったのが、ピンクになる。それぞれが持ち寄った素材によって、色合い&色の濃さも違っていて、とても面白い。
(麻・木綿(手ぬぐい)・木綿(Tシャツ)・ウール)

水洗い前
ウールは、私のスカートを使用。熱によって、フェルト化する恐れもあると言われたが、そこは実験実験♪スカートに加工されているためか、特に目立ったフェルト化はせず。縮みもあまりしていないようだった。(一応はける)
色つきは、他の素材がピンク系に染まったのに対し、コチラは朱の状態を保った。染料の吸い込み、定着が予想以上によかったようだ。(元の色が薄いオレンジだったので、色に重ねがかかったのだろうか。繊維の構造の違いもあるのかな。まだまだ勉強不足のため不明)
また、麻の素材が二つ投入されたのだが、ひとつは鮮やかな透き通ったピンク色となった。これは、麻の加工に蛍光物質が使用されていたのではないか、ということだった。
”カリヤス”は、極々薄ーい黄色。Tシャツには色がついたが、サラシは水洗いしたら、あっさり色が落ちてしまった。再度、原料を追加して投入。
引き出したものを、薄い藍の液につけ、緑に変化させようと試みる。

1g以下を分銅にて量る。これは村田さんが楽しんでいる図。
できたものは、なんともいえない不思議な色になった。これが、草木染の魅力なのかな。もちろん、今日の実習は、草木染のほんのカジリの部分。つきつめていったら、どこまでもどこまでも奥が深くて、のめりこんでしまいそう!
草木染は、堅牢度が低く、色落ちの可能性が大変高い。仕事として取り組むには、材料・時間などのコストもかかるため、割りにあうとはいえないものだが、やはり天然のものの持つ色のオモシロサは魅力的。Aの色に染めようと思って、Aの色にあがる、というものでもないところも面白さのひとつ。
ここに銅や錫などのバイセンをかけることで、また違った新たな色の世界もみえてくる。奥が深すぎる!
大きな釜が欲しくなりました。
ただ今、乾かし中ナリ。
どうなるか楽しみだ。
投稿者 宮川 アリナ : 2007年07月28日 19:07