博多織デベロップメントカレッジ≪博多織デベロップBlog≫

2007年10月06日

素晴らしきかな ~池崎義男氏~

県立美術館の美術講座へ。

アメリカのアートセンターカレッジオブデザインの池崎義男氏によるアメリカと日本の美術教育の比較・日本の文化を世界に生かすことをテーマとした講演だった。

教育に対するアメリカの考え方に、とても興味関心を抱いた。

池崎先生は、ご自身も “和紙” という工芸の世界を知る方。
過去には、八女にて和紙の鋤き方などを学ばれるなど、面白い経歴をお持ちだった。

今回のテーマは、3コマに分かれ、日本の文化とアメリカの文化を比較しながら展開された。アメリカは人を育てるということに、大変積極的で、学生にチャンスを与える場・環境が大きいようだ。
彼らは、学生の時分から、学費・生活費等、自らの資金でまかない(銀行からの融資含め)すでに自立した生き方を身につけているらしい。
その点、日本はまだまだ・・見習うべきところが多々あると感じた。
大学に入っても親の支援を得、お小遣いをもらって生活する者が大半の日本。
自立、という点で未熟な環境であることを、あらためて考えさせられた。
ハングリー精神にも欠けているのかな。

またアメリカは、失敗に対し、とても寛容であるとのことだった。
日本は、一度失敗したら、這い上がるのは並大抵のことではない。

私はすでに、その日本において大人になってしまったが。
今日の講演を聴き、自分が求める環境がアメリカにあるような気がして、ある意味、とてもうらやましかった。

先生の作品も拝見する。
アメリカという土壌は、アイデンティティが強く求められる社会。池崎先生が生み出しているモノは、どこかその根っこの部分を感じさせられずにはいられない、強いパワーを放っていた。

講演終了後、しばし先生とお話して、会場を去った。
それから県展の出品作品を引き取った後、美術展を観に戻ったが、フラフラとまた講演会場に吸い寄せられる。

会場には、先生の元教え子さんがいらして、将来について相談されていた。なんと彼女は、はるばる宮崎から講演を聴くためにやってきたのだそう!
話を聞いていると、モノづくりの気持ちが忘れられず、この道を再び目指すか否か悩んでいる、と。
後押しする何かがあれば・・と仰っていた。

その後、先生はご自身のお知り合いの方とお茶をされる予定だったらしく、ちゃっかり私もお誘いいただいたのだった。ラッキー♪

とはいえ、私はただ、先生方のお話を聞かせていただくばかり。
話す内容のない自分がこれからどう変わっていくけるか、ディスカッションする能力に欠けていることなど考えさせられる。
・・が、とても楽しいひとときだった(^^)

そうこうしているうち、あっという間に先生が広島へ向かう時間がやってきた。あぁ残念!
池崎先生は、とても教え子思いな印象を受けた。
ストレートに教育に向かっているところがとても素敵な先生だった。
だから、宮崎の彼女も卒業してもなお、先生を慕い、こうやって福岡までやってきたのだろうな。

先生はなかなかお忙しい身で、次回いつお会いできるか分からない。
が、またいつの日かお会いしたい方だ。

今日この日の出会いを胸に明日に向かって前進しよう。

投稿者 宮川 アリナ : 2007年10月06日 23:39

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